君子豹変

鳥越祭と通り魔殺人事件

 昨日今日と鳥越祭で、近所をたくさんの御神輿が行ったり来たりし、祭りのはっぴ姿の人達で溢れていた。大通りも通行止めとなり、大勢の警官が出動していた。町中が賑やかで楽しい雰囲気に包まれていた。

 そんな中、昭和通りをはさんだ反対側の秋葉原では悲惨な事件が起こってしまった。男がトラックで次々と人をはね、その後、無差別に人を刺し、大勢の死傷者が出た。

 私は早朝から武術の稽古に行っていて、今日は刃物を持った人を素手で押さえ込む稽古をしていた。夕方、スタッフからのメールで事件を知った。仕事柄、仕入等でよく行く場所でだったので事件に巻き込まれていないか、心配だったとの事。そもそも自分が武術を始めたきっかけは深夜に泥棒を捕まえた事から始まる。物騒な時代なので刃物等の凶器を持った犯罪者を押さえ込む技術を持っていないと、いざと言う時に大事な人達を守れないと思ったからだ。

 もし今回の様な現場に居合わせた場合、日頃から訓練をしている人間は即、対応できないと意味がない。。。と思い、自分の精神をそういう状況に慣らす意味でも、その悲惨な殺人現場に行き、その雰囲気を感じて来た。

 現場に行く途中、大きな病院でもテレビ局の車が止まり、報道陣が取材をしていた。現場にたどり着く前から慌ただしい状況を目にした。現場に着いたのは暗くなってきてからで、事件が起こってから数時間が経過していたが、依然、大勢の人だかりが出来ていた。テレビ局各社の取材がなされていて、取材を受ける人達、ビデオカメラで撮影する人達、携帯カメラで撮影する人達、パソコンを広げている人。。。が集まっていた。現場の目の前にあるソフマップのビルは閉店していた。

 テレビのニュースでは分からないが、辺りには血を洗い流した水が大きな水たまりとなり、花束が置かれ、辺り一面には線香の香りが漂っていた。冷めざめとした力の抜ける様な雰囲気があたりを覆い、何となく人々が恐怖でおののく姿、失われていく命に気を落とす人達の姿が目に浮かぶ気がした。そのような環境に置かれた自分を想像し、冷静に対処する為の心の在り方を模索した。

 被害者の方々には心よりご冥福をお祈りします。

 ただやはり、大勢の人達がいながら、犯人を押さえ、被害を最小限に食い止める人達がいなかった事、警察官まで刺される失態をおかしている事。。。日本人の平和ボケというか、甘さを感じざるを得ない。こういう事件がいつでも起こりうる時代に生きている事を認識しなくてはいけない。

 「平和主義」と行って武力放棄を唱えている人に言いたいが、話し合いで解決しようと思ってもそれが通じない人達がいる。そういう人達には武力で対応しなくてはならない。その時の武力は、人を害する為の物でもなく、自分に欲求を満たす為のものでない。人を助ける為のものである。

 貴方の家族が気の狂った人に殺されそうになったら、どうしますか?

 せめて家族を守る為にも、日本の男もそれなりの訓練と鍛錬をするべきだと思う。

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メモ

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